外部被ばくと内部被ばく
最近のニュースで牛乳やホウレンソウから基準値を上回る放射能が検出され、
話題になっており、海外でもベトナムでは日本製粉ミルクの買い占めがあったりと、
日本産の野菜などが中国産ギョウザのときと同じように扱われそうな感じです。
政府の発表では食べても人体に問題のないレベルとのことですが、
外部被ばくのレベルなのか、内部被ばくのレベルなのかあやふやなところです。
発表した当の本人はあんまり理解できている感じがしません…。
人体についての被曝は、放射線源が体外にあり、 人体表面から
直接に放射線を照射されて(直接線によって)被曝する外部被曝と、
経口摂取した放射性物質などで人体内部から被曝する内部被曝に大きく分類できる。
天然に存在する放射線源からも人体は被曝しており、特に自然被曝と呼ばれる。
外部被爆とは、その名の通り「体の外部から放射線を浴びること」である。
CTスキャンや胸部X線、癌治療で用いられる放射線療法なども含まれる。
それに対して内部被爆は放射性物質を体内に摂取してしまい、
体の内部から放射線を浴びることを言う。
放射性物質が体内に入る経路としては、呼吸器・消化器・皮膚(特に傷口)が考えられる。
・放射性物質を口から取り込む(汚染された飲食物を摂取するなど)
・放射性物質が皮膚の傷口から血管に入る
・放射性物質のエアロゾルまたは気体を肺で吸い込む
外部被爆の場合、「放射線を遮断すること」「放射性物質から距離をとること」
「被爆する時間を短くすること」が鉄則であるが、
比較的容易な手段で防護することができる。
内部被爆では、組織に特定の放射性物質が蓄積、長い期間に渡って被爆してしまう。
内部(体内)被曝は放射性物質が体内にある限り続き、外部被爆に比べて
容易に損害を受けてしまう。
このサイトでは放射能汚染、被爆に関して調べたものを記載してあります。
一般的な見解として、ほぼ間違いないとは思いますが、中には違う意見の専門家も
あるかもしれません。最終的にはご自身の責任においてご判断ください。