除染か可能か?

高圧洗浄をすると特に濃縮されている場合、その一瞬だけ線量が下がるが、
その結果、飛散したセシウムはいよいよ土壌やアスファルトに移行し沈着を深化させる。

また、福島県は山林が全体の7割を占め、警戒区域内の多くは山林である。
この山林に降下したセシウム、ストロンチウム、プルトニウムなどが雨風で市街地に
入ってくる。毎回、降雨の度に線量が上昇している。
ダストに付着した放射性物質が大量に降下した山林から飛散するのであるから、

最早、雨水含め、長期的な内部被ばくを避けることはできない。

 

セシウム137はカリウムのように働き筋肉へ、ストロンチウム90は

カルシウムのように骨へ、ヨウ素131は甲状腺へ蓄積していく。

 

チェルノブイリ原発事故では大量の放射性セシウムを含む放射能が飛散した。
放射性セシウムは非常に反応しやすい物質で、常に他の元素と結合した状態で発見さ
れている。IAEAが行った環境影響調査結果では、「屋根材やコンクリートにも容易に
結合している」との報告がされている。


事故当時非常事態省副大臣だったウクライナのプリステル氏によると

「屋根材やコンクリートにも容易に結合している」
「ひとたび汚染された物質から放射性セシウムを除去することは不可能に近い」
「ロシア(ソ連、現在はウクライナ)は何年にもわたり放射性セシウムの除去を試みるも、

結局は諦めた。これは資金不足だけが原因ではない」

 

屋根やアスファルト、コンクリート壁などに、深くセシウム137が入り込み

結合してしまうのである。その結果、屋根やアスファルト、壁材などを

剥がさない以上、本質的除染は望めないと述べた。ひまわり植栽は、

そのような試行錯誤の中で繰り出された一つの手段だったのである。

更に、ここにきて本当にセシウム137の環境中半減期は30年なのか?

ということも現在のチェルノブイリ周辺地 域で指摘されている。

減っていないらしい…。

 





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一般的な見解として、ほぼ間違いないとは思いますが、中には違う意見の専門家も

あるかもしれません。最終的にはご自身の責任においてご判断ください。