セシウムの摂取と体内蓄積

「ICRP PUB.111 原子力事故又は放射線緊急事態後における長期汚染地域に

居住する人々の防護に対する委員会勧告の適用」の中にある「被曝の性質」に出てくる

汚染食品摂取に係る体内蓄積量では、1回1000ベクレルのセシウム汚染食品を

摂取した場合と、1日1ベクレル又は10ベクレルの汚染食品を長期に摂取した場合の

体内蓄積量を示す表では、1回1000ベクレルのセシウム汚染食品を摂取しても

1年後には100ベクレル以下に減少するのに対し、 10ベクレル/日を長期期摂取し続けると1400ベクレルが体内に蓄積され、かつ、以降は体内代謝との関係で平衡してしまう。

1日1ベクレルの場合は、最大 200ベクレルで平衡する。

 

ベラルーシに於いてゴメリ医科大学のバンダジェフスキー教授が調査したゴ メリで

亡くなった大人と子供の体内器官毎のセシウム蓄積量では、大人に対し、子 供は

平均2倍以上蓄積されていることが分かっている。

福島では東北大学加齢医学研究所の福本学教授らのグループが警戒区域内の

牛の内 部被曝を調査し、セシウムが血液濃度に対し、臓器に20〜30倍高く

蓄積されていることを確認すると共に、胎児は更に平均1.3倍が

蓄積されていたことを確認している。

だがバンダジェフスキー教授の解剖結果では、臓器(成人)の各蓄積量を加算しても
せいぜい2000ベクレル前後である。つまりその体内蓄積量に至る食品摂取量は、

毎日10ベクレルを食べれば1年で体内平衡状態である1400ベクレルに達することになる。

 

現在(2011年11月)の厚生労働省による500ベクレル/Kgは異様数値と言える。

これからすると毎日10ベクレルを摂取し、ときおり100ベクレルとか200ベクレルの

食品を摂取すれば、 更に色んな臓器にセシウムが蓄積し、放射線を細胞に

放射し続けることになる。

 

これの数値は高すぎる値だと認識されはじめ、年間の内部被曝が

1mSv/h(毎時1ミリシーベルト)に納まるよう、10月31日、厚生労働省で

規制値の見直案が提出された。

 

単純計算すると、年間5mSv/hだった基準値を、1mSv/hにすれば、暫定規制値であった
500Bq/kgも、5分の一の100Bq/kgとなる。だが、チェルノブイリ原発事故で被曝した
ベラルーシで、子供たちの食べ物に対する基準値が、37Bq/kgであることを考えれば、
5分の一である100Bq/kgでもまだ高い値だ。

 

そこで、5分の一からさらに10分の一まで下げようという動きも出ている。
それだと、50Bq/kgとなり、前よりは少し安心できる値となる。

これを、大手スーパーのイオンが実践しており、
「マックスバリュ」や「まいばすけっと」など、イオングループのスーパーを含めて、
食品の放射線セシウムが、50Bq/kgを超えたものは店頭に並べない、

という方針を打ち立てている。

他の食品小売業界のけん引役になってくれることを願います。

 





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一般的な見解として、ほぼ間違いないとは思いますが、中には違う意見の専門家も

あるかもしれません。最終的にはご自身の責任においてご判断ください。