ベクレルとは?シーベルト換算
ベクレル(becquerel, 記号: Bq)とは、放射能の量を表す単位で、
SI組立単位の1つである。1 s(秒)間に1つの原子核が崩壊して
放射線を放つ放射能の量が1 Bqである。
簡単に、1Bqは,1秒間に1個の放射線を出します。
例えば、毎秒ごとに370 個の原子核が崩壊して放射線を発している場合、370 Bqとなる。
電球に例えると、光の強さそのものに相当するのがベクレル、
距離によって異なる明るさに相当するのがシーベルトという説明もあります。
ベクレルは1秒当たりで定義されている単位ですが、換算されたシーベルト値は
体内に取り込んだ放射性物質が体内に存在している間に人体に影響を及ぼすと思われる線量。
線量の積分期間は、作業者および成人の一般公衆で50年、
子どもでは摂取した年齢から70歳まで。
摂取した放射性物質は時間とともに減少し、減少する早さは放射性物質の種類により異なる。
半減期の詳細は「よく耳にする半減期とは?」へ
【簡単ベクレル・シーベルト計算】
ベクレルの値に「実効線量係数」という値を掛ければ
ベクレルをシーベルトに換算できる。
例)野菜1kgあたり24000ベクレルの放射性ヨウ素131が検出された
1kgあたり24000ベクレルの野菜を100g食べると
2400ベクレル×0.022(ヨウ素131の係数)=52.8マイクロシーベルト(μSv)
大人の積分期間は50年とのことなので、上記野菜を100g食べた場合、
50年間で52.8マイクロシーベルトの放射線を浴びることになります。
また、一般の人の放射線量許容範囲は10mSv(=10000μSv)なので、
100g×10000÷52.8=18.9kg を食べた時に達します。
つまり、毎日100gを189日、半年ほど食べ続けると許容範囲を超えてしましいます。
このサイトでは放射能汚染、被爆に関して調べたものを記載してあります。
一般的な見解として、ほぼ間違いないとは思いますが、中には違う意見の専門家も
あるかもしれません。最終的にはご自身の責任においてご判断ください。